ご挨拶

大会長挨拶

 この度、第11回日本予防医学会学術総会を東京(お台場)において開催する運びとなりました。
 本学会の学術総会は、例年秋以降に開催されてきましたが、今年は本学会が一般社団法人に移行したことにより、6月末までに開催する必要が生じたためにこの時期の開催となったものです。
 本学会は設立以来、予防医学及び予防医療の分野に於ける学術振興に大いに貢献して参りました。
 しかしながら、現在の我が国の医療・介護環境を見ますと、高齢化の進展、疾病構造の変化、医療・介護保険制度の行詰りなど多くの課題が生じています。
 中でも、国民医療費は毎年約1.5兆円の増加を続けており、2010年には37兆4千億円となり、国や地方自治体の財政を圧迫しております。
 これらの解決策は、疾病の予防に他なりません。その意味で本学会が推進する予防医学及び予防医療の学術振興は、今後益々重要な学術分野となるものと確信しております。
 今年の学術総会のテーマは、「新たな予防医学のパラダイムを目指して」と題しました。現在の社会環境の中で、疾病予防の重要性は多方面から指摘がなされてきましたが、具体的な進展は望めない状況です。これを乗り越えるためには国民医療政策を治療から予防へと政策目標を転換する必要があり、今後の医療制度を治療と予防の両輪体制へとパラダイムシフトする努力が必要であります。
 この「新たな予防医学のパラダイム」を構築するためには、エビデンスに基づく予防医療が必須条件であり、食、栄養、サプリメント等による疾病予防(統合医療)の実践が必要です。
 第11回学術総会を通じて、学会員の皆様とともに予防医療の重要性と予防医学の振興を社会に発信して参りたいと思います。皆様の御協力をお願い申し上げます。

第11回日本予防医学会学術総会 大会長
中 嶋 茂
一般社団法人日本予防医学会 理事
食の効能普及全国会議 会長 元厚生省

理事長挨拶

 日本予防医学会学術総会も十一回を数えます。日本の医学・医療は世界の先端を走り、長寿国を実現してきました。
 しかし、西洋医学一辺倒だった日本の近代医療は、疾病を早期に発見し治療することに重点を置くあまり、疾病の予防や健康増進への対応を置き去りにしてきた感があります。長生きすることが必ずしも幸せな暮らしにつながらなくなっています。また、病気が治癒しても、健康が戻ったとは言えない現実もあります。良く生きることこそ、健康というものであります。  高齢社会となったいま、高齢者がいかに活力ある生活を送ることできるのか、視野をより広げて、新しい予防医学の研究がいっそう求められています。

 この世に生きるもの、山も川も草木もみな仏さまの分身とするなら、どれもみな違う個性があり、無駄なものは一つもない。無意味な存在ではあります。全体を把握しながら、個々の存在を注視していく。病気を診るのではなく、病人を診ることを、医療の基本にしてほしいと、私は長年にわたって説いてきました。検査データをおろそかにしてはなりませんが、データに表れない「症状」にも、どれだけ対応していけるのか。

 日本予防医学会が目指すのは、疾病リスク評価の基礎的学問を背景にした補完代替医療分野への応用研究であり、実践であります。それこそ、日本の医学・医療の将来に不可欠なものであり、日本人と社会に活力をもたらすものと信じています。 

一般社団法人日本予防医学会理事長
池 口 惠 觀
医学博士

新着情報

・2013.5.01
予防医学指導士 各位
第11回日本予防医学会学術総会での取得単位
予防医学指導士認定単位
(更新及び取得希望者)

出席   10単位
演者   5単位
共同演者 2単位

・2013.4.26
第11回日本予防医学会学術総会ホームページを開設いたしました。